インクジェットの仕組みとは?
2017.03.10

カラーシートプリンターには、インクジェットプリンターとレーザープリンターの2種類があります。一般的にインクジェットはインクのコストが安く、消費電力が少ないことで、印刷枚数が少ない家庭用、個人用として使われることが多く、レーザープリンターは印刷枚数が多いビジネス用として使われることが多いようです。

そのインクジェットプリンターの印字の仕組みですが、インクを用紙に噴きつけることで印刷する形式になります。プリンターのメーカーによって、インクの種類、噴きつける方式に違いがありますが、基本的な仕組みはほぼ同じです。インクカートリッジに貯蔵されたインクに熱や圧力を加えて、インクを微粒子に変化させ、紙に噴きつけることで印刷する形式が用いられています。インクを噴射する方式には「ピエゾ方式」と「サーマル方式」があります。ピエゾ方式は電圧を加えることで体積が変化するピエゾ素子を用いて、インク粒子を噴出させる方式です。熱を利用せず、圧力をかけてインクを噴出させるため、耐久性に優れていることがメリットとなります。デメリットとしては、気泡の混入によってノズルのつまりが起こりやすいことがあげられます。もうひとつのサーマル方式は、インクカートリッジに取り付けられたヒーターによる加熱でインクに気泡を発生させてインク粒子を噴出させます。プリンターの構造を比較的簡素にすることが可能で、機種を小型化しやすいことと、印字解像度を高めやすいことがメリットです。デメリットは、熱が原因となるインクの劣化が起こりやすいことと、噴出させるヘッドの寿命が短いことです。

インクジェットのメリットは、まず色の再現性が高いことがあげられます。インクを直接紙に噴きつけることにより、もともとの色にかなり近い色での印刷が可能です。ただ、普通紙にカラー印刷をした場合、色のにじみが起こることがあります。その場合は光沢紙などを使えばにじみが解消できます。次に、コスト面で大きなメリットがあります。まず、インクジェット方式のプリンターはレーザープリンターに比べてかなり安価になっています。安いタイプであれば1万円を切る価格の機種も多くのメーカーから販売されており、家庭で手軽に購入して使うことができます。また、インクジェットのインクカートリッジの価格も印刷枚数に対するコストを考えると高いものではありません。デメリットしては、レーザープリンターに比べて印刷にかかる時間が長くなってしまうことです。そのため、ビジネスにおいて大量の印刷をする場合には時間的にもコストの面を考えても、レーザープリンターを使ったほうが大きなメリットがあるといえます。

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