インクを変えるだけで環境にも優しくなる?
2017.03.10

プリントアウトプリンターのインクには多数の種類があります。メーカーが違うといったことだけでなく、インクの成分にも数々の種類があります。その中には「環境に優しいインク」も含まれています。メーカーが環境を保護する観点で作ったインクで、それらのインクには、エコマーク、あるいは国際エネルギースタープログラムの環境ラベルがついています。その環境ラベルがついたインクは、省エネの効率、環境への付加などについて一定の基準をクリアしており、「環境に優しいインク」であるといえます。インクを購入する際に、環境ラベルがついた商品を選ぶことで、間接的な形ではありますが、エコロジーに貢献することができるのです。

エコマークは、公益財団法人日本環境協会が認定した商品につけられるマークです。生産段階から廃棄に至るまで、商品のライフサイクル全体を通じて環境への付加が少ないこと、環境保全に役立つものと認定された商品につけられます。プリンターのインクの場合は、揮発性有機化合物の含有が低減されたインクが対象です。揮発性有機化合物は、作業環境を悪化させ、待機中で光化学反応を起こす光化学オキシダントの原因にもなるため、その排出を抑えることが産業界での大きな課題となっています。エコマーク認定の基準としては、インクに含有される揮発性有機化合物が削減されていることの他、石油系溶剤の削減、プリンターで印刷を行なう際のエネルギー消費量を抑えていること、印字をした古紙をリサイクルすることが容易になるように、印刷されたインクの脱墨性なども総合的に評価しています。国際エネルギースタープログラムの環境ラベルは、OA機器の省エネ規格が基準となっています。製品の稼働、スリープ時、オフ時の消費電力について、省エネ性能が高い上位25パーセントの製品がその適合となる基準となっており、その基準を満たすインクに環境ラベルである「国際エネルギースターロゴ」をつけることが認められています。

また、インクのメーカーによっては、インクの企画、開発の段階から、生産、流通の過程、段階まで省資源、省エネ、さらには化学物質の廃絶や削減など、環境への付加を可能な限り低くするためのさまざまな活動にとりくんでいる会社もあります。さらには、ユーザーの手に渡った後も、使用済インクカートリッジのリサイクルシステムを構築するなど、すべての面において環境への付加を軽減する配慮を考えています。そのような配慮がなされているメーカーのインクを選ぶことも、環境に優しいエコロジー活動であるといえるでしょう。

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